お通夜や葬儀、法事での香典袋(不祝儀袋)の渡し方とふくさへの包み方

通夜やお葬式、法事の香典袋は、ふくさ(袱紗)に包んで持参するのがマナー。ふくさは、弔事に適した色を選び、弔事用の包み方をする必要があります。また、葬儀会場ではきちんと言葉を添えて香典を渡すのもマナーです。

この記事では、通夜や葬儀・告別式での香典袋の持参方法や渡し方について解説します。故人を偲ぶ悲しみの儀式だからこそ、きちんとした作法で失礼のないようにしましょう。

香典袋に適したふくさの種類や色とは

ふくさは弔事か慶事かによって色が決まっており、弔事には寒色系、結婚式には暖色系を用います。ふくさがない場合はフォーマルなハンカチで代用してもOK。
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お通夜や葬儀のような弔事では、ふくさは緑やグレー、紫など寒色系のものを用いるのが一般的です。えんじ色やオレンジのような暖色系のふくさは結婚式の祝儀用なので混同しないよう注意が必要。

紫色のふくさは弔事でも慶事でも使用可能。この色のくさをひとつ持っていれば冠婚葬祭全てに対応できるので重宝します。

ふくさとは本来小さなふろしきのようなものですが、「はさみふくさ」というポケット型のものもあります。略式用ですが、包み方を間違えることがないので便利です。

急な訃報で、通夜や葬儀にふくさが用意できなかった場合、ハンカチで代用することも可能。葬儀を行う斎場では、1000円ぐらいから購入することもできます。

ふくさやハンカチへの香典袋の包み方

弔事の香典袋か慶事の祝儀袋かによって、ふくさへの包み方も変わってきます。香典袋の場合は必ず正面から見て左側に開くよう包むのがマナー。細かいルールではありますが、喜び事と悲しみ事を明確に分けるためのしきたりなのでしっかり把握しておきましょう。
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1.ふくさ(ハンカチ)を広げた中央よりやや右寄りの位置に、表向きに香典袋を置く。

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2.右側の角を折る。

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3.下側の角を上向きに折る。

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4.上側の角を折ってかぶせる。

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5.左画の角を折って包み込む。

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ポケット型の「つつみふくさ」の場合も、必ず左開きが正面になるよう収納しておきましょう。

通夜、葬式、法事での香典袋の渡し方

お通夜や葬儀、告別式では受付にて香典袋を渡します。最初の挨拶や、香典袋を手渡すときに添えるひと言を覚えておいて失礼のないようにしましょう。葬儀の案内に「ご厚志ご辞退」とあった場合は香典は不要。また、法要(法事)に招かれた場合は遺族へ供物料の入った不祝儀袋を渡します。
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通夜、葬儀の受付マナー

受付係の人に一礼し、「この度はご愁傷さまでした」とお悔やみの言葉を最初に述べましょう。このときハキハキと言い切るのではなく、語尾のほうはむしろ消え入りそうなトーンで発するのが礼儀。挨拶が終われば、コートや大きめの荷物を預けます。

そのあと、ふくさから香典を取り出します。相手から見て文字が見えるよう向きを変え、必ず両手で差し出しましょう。「御霊前にお供えください」と言葉を添えます。

会葬者名簿に記帳を済ませ、一礼して会場へと向かいます。「おまいりさせていただきます」とひと言添えてもいいです。

お通夜と葬儀両方に参列する場合は、通夜のときに香典を渡すのが一般的。お葬式のときは、「お供えは済ませておりますので」と述べ、記帳のみ行いましょう。

「ご厚志ご辞退」の場合

遺族からの、通夜・葬儀の通知に「ご厚志はご辞退申し上げます」と記載されている場合があります。これは、香典や供花・供物などを一切遠慮しますという意味なので、これらを贈らないのがマナー。持参は控えましょう。

また、ややこしいですが「供花・供物の儀はご辞退申し上げます」と記載されている場合は、香典は受け取ってもらえるので混同しないよう注意。

法事での不祝儀袋の渡し方

「四十九日」や「一周忌」、「三周忌」のような法要に招かれた場合、供物料(キリスト教の場合「お花料」など宗教によって変わる)を持参します。

会場に到着したら、遺族に「本日はお招きいただき恐れ入ります。ご一緒にご供養させていただきます」と挨拶を述べる。供物料の入った不祝儀袋をふくさから取り出し、「ご仏前にお供えください」と言って渡しましょう。