結婚式の主賓スピーチ、上司など目上の立場から行う挨拶

上司や先輩、恩師などの立場から行う結婚式の主賓スピーチは、誰もが緊張するもの。事前にしっかりとスピーチの内容を作ることが成功の絶対条件です。

結婚式の主賓スピーチでは、大まかな流れというものが決まっています。その基本の型を押さえつつ、自分なりの逸話やはなむけの言葉を考えていきましょう。

結婚式主賓スピーチの作り方

結婚式の主賓スピーチは、簡単な自己紹介とお祝いの言葉から始まり、新郎新婦とのエピソード、はなむけや励ましの言葉、結びの挨拶という流れが基本となります。大筋の流れは守りつつ、自分だけが語れるエピソードを考えましょう。

結婚式の主賓スピーチは起承転結をつけ、メリハリを考えて文章を作ります。あらかじめ時間を伝えられる場合を除き、原則としてスピーチの時間は2〜3分。文字数にすると1200〜1600文字程度、原稿用紙2〜3枚分です。

最初の自己紹介では、新郎新婦との関係性を交えて簡潔に述べましょう。

「ただいまご紹介に預かりました、新郎礼二くんの上司にあたります和田と申します。」

続くお祝いの言葉では、年配者や目上の人に対する断りを盛り込みます。新郎新婦やご両親に座っていただくよう勧めるのも忘れずに。

「このようなおめでたい式にお招きいただきましたこと、大変嬉しく思っております。諸先輩方を差し置いてはなはだ僭越ではございますが、一言お祝いを述べさせて頂きます。どうぞお座りください。」

新郎新婦の人柄を伝えるエピソードは、主賓スピーチの中で最もオリジナリティを必要とする部分。上司という立場だからこそ語れる、新郎や新婦の魅力を伝えましょう。もちろん説教臭い話はNG。シャレにならないような暴露話もタブーです。

「新郎の礼二くんは、入社当初はおとなしい印象で、営業マンとしてはあまりりに優しすぎるのではないかと当時は心配になったものです。しかし、場数を踏むごとに自信をつけ、今では卓越したリーダーシップで周りを引っ張る営業部隊の立派なエースです。」

はなむけの言葉では、偉人の名言などをはさみこむケースもありますが、できる限り自信の言葉で伝えたほうが心に響きます。

「理恵さんの隣に座る今日の礼二くんの幸せそうな笑顔からは、入社当初のころによく見せた優しさを思い出します。結婚生活は晴れの日ばかりとはいかないものですが、お二人のこの笑顔があればきっと明るく素敵な家庭が築けることでしょう。」

最後は結びの挨拶で締めましょう。途中が上手く行かなかったとしても、自信に満ちた声できっちり締めくくることで印象は良くなります。文言自体は形式的なもので問題ありません。

「つたない挨拶ではございましたが、これをもちましてお祝いの言葉とさせていただきます。本日は本当におめでとうございます。」

結婚式の主賓スピーチ例文

主賓のスピーチ例を紹介します。冒頭の挨拶や自己紹介、結びの挨拶は形式的なもので大丈夫ですが、エピソードとはなむけの言葉は自分なりの言葉を考えましょう。

礼二くん、理恵さん。ならびにご両家の皆様。本日はご結婚誠におめでとうございます。ただいまご紹介に預かりました、新郎礼二くんの上司にあたります和田と申します。

このようなおめでたい式にお招きいただきましたこと、大変嬉しく思っております。諸先輩方を差し置いてはなはだ僭越ではございますが、一言お祝いを述べさせて頂きます。どうぞお座りください。

新郎の礼二くんは、入社当時からとにかく仕事にひたむきで、新入社員のなかでもひと際存在感を放っていました。また、自分の中に決してブレない芯を持っていて、納得のいかないことは上司の私にも物怖じせず意見を通す骨のある男です。だからこそ皆から信頼され、若手の筆頭として結果を残しているのだと思います。

新婦の理恵さんは本日初めてお会いしましたが、笑顔が素敵な優しい人だとお見受けしました。これからの長い結婚生活、すべての日が晴れというわけにはいかないでしょう。しかし、礼二くんのひたむきさがあればきっと大丈夫です。理恵さんと力を合わせて、実り多き人生を築けると信じています。人生の先輩として私も陰ながら二人を応援しております。長くなりましたが、これをもちましてはなむけの言葉とさせていただきます。ありがとうございました。