結婚式スピーチ、父親による謝辞のコツと例文

新郎の父親が行う結婚式の謝辞は、披露宴を締めくくる大事な項目。両家の代表として、できる限り感動的なスピーチにしたいですよね。

このページでは、父親による結婚式スピーチを構成する5つのポイントを解説するとともに、謝辞の例文を紹介します。新郎側の父親はもちろん、新郎側の父親や母親が挨拶する場合も基本的な要点は同じなので、結婚式で両家を代表してスピーチするときの参考にどうぞ。

父親の謝辞スピーチ5つのポイント

結婚式の謝辞は、3分〜5分程度の時間を目安にスピーチを行います。出だしの挨拶や締めの言葉は両家代表の父親としてしっかりと延べつつ、来賓客への感謝や新郎新婦への思いは気持ちを込めて伝えます。

披露宴を締めくくる父親の謝辞は、大きく分けて5つの要点で構成されます。この5つのポイントさえ押さえておけば、結婚式のスピーチとして充分な内容になると言えるでしょう。

①自己紹介、出だしの挨拶

「新郎の父、石井啓一でございます。石井家、梶谷家を代表いたしまして、ひと言お礼のご挨拶を申し上げます。」

②感謝の言葉

「本日はご多用中のところ、新郎新婦のためにお集まりいただきまして、誠にありがとうございました。また、多くの方々から心温まるお言葉を多数いただきまして、心よりお礼申し上げます。」

③新郎新婦への思い

「新郎新婦には、共に手を取り、皆様のご期待に添えるような、明るく楽しい家庭を築いていって欲しいと願っております。」

※他にも新郎(息子)との思い出エピソードや、新婦への想いを語りましょう。聞いている人が最も感動する部分です。

④お願いの言葉

「まだ未熟なふたりでございます。どうかこれからも温かいご指導のほど宜しくお願い申し上げます。」

⑤締めの言葉

「結びに皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げ、私のご挨拶とさせていただきます。本日は誠にありがとうございました。」

父親からの謝辞の目安時間は3分前後。長くても5分以内にはまとめるのが理想です。必ず事前に原稿の作成と練習を行い、全体のスピーチ時間を把握するようにしましょう。当日は要点を箇条書きしたカンペを持参してもOKですが、できるだけ目を通さず、会場を見渡しながら話すのがスマートですね。

出だしや結びの部分は形式的な言葉で問題ありませんが、【③新郎新婦への思い】はオリジナリティのある内容を考えましょう。子供へ自分の胸のうちを伝える機会は、人生でそう何度もあるものではありません。子供を愛する父親の気持ちを率直に伝えるのがベストです。

スムーズで失敗のないスピーチと、感動を呼ぶスピーチは全くの別物です。形式を意識しすぎず、たとえ言葉が詰まったとしても、新郎新婦への思いや来賓客への感謝の気持ちを、心から伝えることが何より大切です。

父親による結婚式の謝辞スピーチ例文

結婚式の謝辞では、別離や縁起の悪さをイメージさせる忌み言葉を避けた文章を心がけます。要点を押さえつつも気持ちのこもったスピーチを作りましょう。

「別れる」「離れる」「切れる」「死ぬ」など縁起の悪い忌み言葉は含まないよう最低限注意を払いましょう。「たびたび」、「ひしひし」といった重ね言葉も極力避けます。以下の一般的な謝辞スピーチ例を参考に、自分なりの言葉で素敵な謝辞を考えましょう。

「新郎の父、石井啓一でございます。石井家、梶谷家を代表いたしまして、ひと言お礼のご挨拶を申し上げます。

本日はご多用中のところ、新郎新婦のためにお集まりいただきまして、誠にありがとうございました。また、多くの方々から心温まるお言葉を多数いただきまして、心よりお礼申し上げます。

春樹ですが、小さい頃からサッカーが大好きで、私の仕事が休みの日はしょっちゅう2人でボールを蹴りあっていたものです。あの小さかった春樹がいつしか私の身長を追い抜き、今日こうした舞台に立っている姿を見ると、胸にこみ上げるものがあります。
新婦の理恵さんは明るく心優しい女性で、春樹を生涯のパートナーに選んでくれたことを本当に感謝しています。これからは共に手を取り、皆様のご期待に添えるような、明るく楽しい家庭を築いていって欲しいと願っております。

なにぶんまだ未熟なふたりでございます。どうかこれからも温かいご指導のほど宜しくお願い申し上げます。

本日は慣れない宴席で不行き届きの点も多々あったかと存じますが、どうぞお許し願います。結びに皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げ、両家代表のごあいさつにかえさせていただきます。本日は誠にありがとうございました。」