結婚挨拶で両親の家に報告へ行くときの準備とマナー

結婚が決まれば、その報告を両親へするためお互いの実家へ挨拶に行きます。まずは男性側が結婚の承諾をいただきに女性の実家へ行き、その後女性側が男性の家へ挨拶に行くのが一般的。

この記事では、結婚報告の準備や手土産、服装のマナー、訪問時の挨拶の仕方など、結婚報告の流れについて解説します。結婚報告は誰もが緊張するもの。しかし我が子を手放すご両親への敬意を表した正しい態度で、良い関係を育んでいきたいですね。

結婚報告に行く前に電話で日程調整

まずは両親に電話などで連絡し、彼(彼女)を連れて挨拶に行きたい旨を伝えます。日程を決めるとともに、結婚する相手がどんな人なのかを最低限話しておきましょう。彼や彼女とも両親の情報を共有しておくことで、当日の会話がスムーズに進みます。
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両親への結婚報告は、突然訪問するのではなくあらかじめ日程を調整するのがマナー。必ず事前に電話などで両親に連絡を取り、交際相手と一緒に挨拶に伺いたい旨を伝えましょう。実家が遠方でお盆やお正月の里帰り時に挨拶する場合は、特に他の来客と重ならないよう事前連絡の配慮が必要です。

現住所と実家との距離にもよりますが、理想の時間帯としてはお昼すぎに14時から16時ごろ。この時間帯なら食事の準備の負担もかけないので、気づかいという意味でも理想的です。

結婚報告の当日までに、両親へは事前情報として交際相手がどんな人かを伝えておくのも大切です。普段の会話から伝えているのなら問題ないですが、まったくの情報なしに会うのは親としても気が引けるというもの。年齢や職業、交際期間など伝えられそうなことは話しておいたほうが当日の会話がスムーズに運びます。

もちろん交際相手にも、自分の両親の人となりや趣味趣向を共有しておきましょう。

結婚の挨拶では手土産を持参するのが基本

結婚の報告では、相手の両親に時間を割いていただく立場にあるため手土産を持参するのが礼儀です。当日に急いで用意するのではなく、3千円〜5千円程度のお菓子を前日までに用意しておきましょう。
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結婚報告で初めて相手の両親に会うなら、手土産を持参するのがマナー。当日急いで用意するよりは、前日までに購入しておくほうがベターです。

手土産は高価なものを用意する必要はありませんが、明らかに親の実家近辺で売っていると分かるご当地ものはNG。百貨店なでに売ってあるような、3千円前後のスイーツや和菓子が手土産としては一般的です。事前に両親の好きなものを把握している場合は、それを用意するのがいいですね。

結婚の挨拶へ行くときの服装

結婚報告ではある程度きっちりした服装で行くのが礼儀。特に初めて相手の両親に会う場合は、くだけたファッションは悪印象になることも。男性はスーツ、女性はワンピースなど清潔感のある服装が結婚挨拶では基本です。
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男性はスーツを着ていくのが無難。ネイビーやグレーのスーツに白のワイシャツに、手入れをした黒の革靴を履いていきましょう。靴下はスーツか革靴の色に合わせたもので、穴や磨り減りがないかをチェック。

服装以前の身だしなみとして、ヘアスタイルを整えることと、爪を切っておくこと、不精ひげを剃ることはもちろん、ピアスなどの装飾品も外しておくのが礼儀です。

女性は派手すぎたり奇抜すぎるファッションを避け、清潔感のあるワンピースなどが無難です。装飾品はつけていて特に問題ありませんが、派手だと自覚する場合は外しましょう。メイクはナチュラルメイクが好印象。素足ではなくストッキング着用がマナーですね。

男女ともに、香水のつけすぎには注意。体臭が気になる場合を除き、男性は香水をつけないほうが無難です。

男性が結婚挨拶へ行くときの流れ

男性が結婚相手の実家へ初めて行くのはどうしても緊張するもの。第一印象となる玄関でのマナーを意識し、ハキハキと快活な挨拶をするよう心がけましょう。結婚報告ではあくまでお願いする立場ということを理解し、「〇〇さんと結婚させてください」としっかり伝えます。
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両親もお迎えの準備をしているので、約束の時間ちょうどぐらいの到着が目安。もちろん5分以上遅れそうな場合は事前に連絡を。冬場の場合、コートなどのアウターはあらかじめ脱いでおいてからインターホンを押すのがポイントです。

第一印象は、その後の印象を左右する最も大事な場面。緊張しててもできるだけ自然な笑顔でハキハキと挨拶を。まずは娘である女性側が両親に切り出すかたちで交際相手を紹介。続いて男性が「はじめまして。○○と申します。今日はお時間いただきありがとうございます。」という旨を伝えましょう。

細かい部分ですが、玄関のドアは後ろ手ではなく振り返って閉めましょう。同様に、靴も後ろ向きに脱ぐのではなく、家に上がったあと振り返って靴を揃えるのが正しいマナーです。

部屋に通されたら、出入り口に近い下座に座りましょう。上座を案内された場合も「こちらで結構です」と一旦は断り、それでもすすめられるようならお礼を述べた上で上座へ座ります。手土産を渡して全員が座ったあとは、しばらく歓談を。ご両親は色々聞きたいこともあるかと思うので、質問には素直に答えましょう。会話が途切れるようなら、交際相手の子供時代などについてこちらから質問を。政治、宗教の話題を振るのはNGです。

ある程度会話がひと段落したら、頃合いを見計らって結婚のお許しを申し出ます。「◯◯さんをください!」というのはテレビなどでよく知られたセリフですが、さすがにいささか滑稽な響きであることと、女性を物扱いしていると取られかねないことから避けたほうが無難。また、さも当然のように「結婚することになりました」と言うのも失礼です。あくまでお願いする立場ということを踏まえ、「○○さんと結婚させてください」と伝えましょう。

結婚の承諾を得たあとも、すぐに帰ろうとせずしばらくは歓談を。ただし長居しすぎるのもマナーに反するので、会話がひと段落したら「今日はこのへんで失礼します」と切り出しましょう。最後まで気を抜かず、きちんと挨拶して立ち去ります。コートがある場合は家を出てから着るように。

女性が結婚相手の実家へ挨拶へ行くときのポイント

男性のときのように結婚のお許しをお願いする立場ではないものの、女性が挨拶に伺う際もマナーは重要。義理の両親として長きに渡って付き合っていくことを意識し、礼儀正しい振る舞いを心がけましょう。
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女性側が男性の実家に挨拶に行く場合は、結婚の”お願い”ではなくあくまで”報告”というかたちですが、それでもマナーを守ることは大切。やはり第一印象となる玄関先での行動には気をつけましょう。

女性は特にマナーを見られる傾向にあるので、ドアの閉め方や靴をそろえる所作には意識を。逆に正しい所作で礼儀正しいということを伝えることができれば、相手の両親も安心します。

男性の母親が家事をしているようなら「何かお手伝いすることはありますか?」と申し出ることで印象は変わります。もちろん断られた場合は無理に手伝う必要はありません。